女子中学生が書いた作文『福島県お断り』が心に響く… 福島県民が抱える苦しみや、悲しみを表した作文

第36回全国中学生人権作文コンテスト

宮城県女川町の中学3年生「門馬瑠々 (もんまるる)」さんの作文が大きな話題となっておりますので、ご紹介させていただきます。
こちらの作品は、仙台法務局長賞を受賞しました。

ぜひ、多くの方に読んでいただきたい…そんな内容となっております。

法務省と全国人権擁護委員連合会では,次代を担う中学生の皆さんが,日常の家庭生活や学校生活等の中で得た体験に基づく作文を書くことを通して,人権尊重の大切さや基本的人権についての理解を深め,豊かな人権感覚を身に付けることを目的として,昭和56年度から「全国中学生人権作文コンテスト」を実施しています。
出典: www.moj.go.jp

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「福島県民お断り」

「福島県民お断り」それは、福島県民の私に大きなショックを与えるものでした。

小学三年生まで、私は福島県南相馬市で生まれ育ちました。南相馬といえば野馬追が有名で、昔からの歴史を大切にしている町です。私は、そんな南相馬の町や人が大好きでした。

しかし五年前、東日本大震災の影響で原子力発電所が爆発し、全てが変わりました。放射能の影響から、相馬市は一夜にして人の住めない町になってしまいました。

この事故の影響で、私は家族と一緒に、親戚がいる栃木県に避難することになりました。ところが、その途中に寄った店で、とても衝撃的なものを見てしまいました。それは、駐車場に停めてあった車に、「福島県民お断り」と書かれたステッカーを貼った車があったのです。私はそれを見て、これからの事が不安だったこともあり、「え?」とただただパニックになり、意味を理解したとき、悲しい気持ちになりました。

震災から五年が経過した現在でも、福島県に対する偏見はまだまだ消えていません。それは、祖母の知人が熊本地震の際に、支援物資を届けに行ったときのことでした。

決して近いとはいえない熊本に、福島から行ったのにも関わらず、「福島の物資はいらない」と現地の方々に拒否されたそうです。現地の方々も、放射能の被害を恐れての発言だったのでしょう。しかし、被災した方々のために、直接届けに来てくれた人に向かってどうしてそのような心ない言葉が言えるのだろうとむなしさがこみ上げてきました。

結局、その場所では物資を受け取ってもらえず、別の場所で受け取ってもらったそうです。この話を聞き、福島県の風評被害は今なお続いているのだと恐ろしい気持ちになりました。同じ日本人なのに、どうして福島県から来ただけで、このようなひどい言葉をかけられなければならないのでしょうか。私が育った町や人が否定されるならば、私の今までの人生までも否定されている気がしました。








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