ビートたけし、寄付をアピールする人に苦言「せっかくいいことしてるのに」


ビートたけしが語る「震災ボランティアと偽善の境界線」

東日本大震災から6年が経った。震災関連のニュースは少なくなってきているが、復興はいまだ半ばという地域が多いのも現実だ。3.11に限らず、災害が起こった際に必ずと言っていいほど議論になるのが「ボランティア」の話だ。

高額寄付や炊き出しを行う著名人・タレントの姿が盛んに報じられる一方で、それらがネット上などでは「偽善だ」と叩かれることも増えてきた。この現状について、ビートたけし氏は自著『テレビじゃ言えない』(小学館新書)の中で、こんな見解を述べている。

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そもそも寄付もボランティアも自分の意思でやることなんで、他人や世間がアレコレ言うべきことじゃない。いくら売名だと言われようと、身銭を切っているのは事実だ。寄付自体が立派なことなのは間違いないよ。

だけど、そもそもなぜ「誰がいくら寄付したか」みたいな情報がここまで世間に知れ渡っているのかって疑問はある。昔から寄付だとかボランティアってのは、世間にバレないようにコッソリやるのが当たり前で、それが美徳だったと思うけどな。

寄付するのはかまわネェけど、「私は寄付しました」っておおっぴらに名乗るのは、何だか違う感じがするね。

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ニッポン人の「粋」ってのは、昔からそういうもんだったはずだぜ。時代劇なんか観てたってそうじゃない。人助けをして「おじさん、お名前は?」って聞かれても、「名乗るほどのもんじゃねェよ」って去っていくのがいい話だったわけ。誰かを助けるときには「オレからカネをもらったなんて絶対に言うなよ。みっともないから」っていうのが基本だったんだよな。

それが今じゃ、振込用紙をネットにアップして「寄付しました~」ってアピールしてるバカがいる。せっかくいいことしてるのに、あんまり下品だから損しちゃうんだよね。

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