消えた日本漁船、漁師達の悲鳴「怖くて行けない。中国海警艦が1時間も追いかけてくる」

今、東シナ海の緊張が増幅している。

ドナルド・トランプ米大統領は選挙中、「沖縄からの米軍撤退」を示唆した。それに影響されたのか、武装した中国海警艦などによる沖縄県・尖閣諸島周辺の領海侵犯や、中国軍機の飛来による自衛隊機のスクランブル(緊急発進)が増加した。

2016年の中国公船による領海侵犯は延べ121隻、接続水域内入域は752隻に及んだ。昨年4~12月のスクランブルの回数は883回で過去最多を更新した。中国機が7割以上だ。

トランプ氏が共和党の大統領候補に決まった直後の昨年8月には、接続水域に147隻、領海に23隻の侵入が確認された。200隻を超える中国漁船とともに、過去最多15隻もの中国公船が同時に接続水域や領海に侵入する事態も発生した。

「8月15日に魚釣島上陸」という情報も飛び交い、まさに尖閣周辺海域は「開戦前夜」といった様相だったのだ。

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この時、米海軍は「動き回る要塞」との異名で知られる、世界最大級の強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」を投入した。それを察知した侵入漁船群は、クモの子を散らすように姿を消し、一触即発の危機を免れた。当然、海上保安庁の巡視船も尖閣を必死に守った。

安倍晋三政権の日米同盟強化の成果だろう。民主党政権時代に起きた中国漁船体当たり事件などの対応とは雲泥の差だ。

今月23日までで、中国公船37隻が接続水域に入域し、10隻が領海侵犯している。

最近、尖閣海域の漁業調査に筆者を同行させてくれた石垣島のウミンチュー(漁師)から、悲鳴のような電話が入った。

「尖閣の海には怖くてもう行けないよ。中国の海警艦が1時間も追いかけてくるのだから」








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